ガソリンには、レギュラー、ハイオク、軽油のガソリンがあります。
最近ではセルフガソリンスタンドの普及でご自身で給油されている方も増えてきました。
この時、たまに聞かれるのがハイオクとレギュラーガソリンの入れ間違いです。
たとえば、ハイオクの車にレギュラーガソリンを入れてしまったというケースがあるとしましょう。
そもそもがハイオクもレギュラーも品質にこそ差があるものの、熱量は変わりません。
レギュラー仕様車にハイオクを入れても特に大きな変化があることはないのですが、ハイオク仕様車はレギュラーを入れてしまうとパワーがダウンしてしまう可能性があります。
ハイオクはオクタン価が高いガソリンを指しています。
オクタン価とは、エンジン内での自己着火し爆発しにくくなる=ノッキングが起こりにくくなることを示す値のことですが、これが高いほどノッキングが起こりにくいのです。
かつて販売されていた車は、ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れると故障してしまうといったことがありましたが、現在はノッキングセンサーがエンジンに搭載されている車がほとんどですので、まず故障してしまうような心配はないでしょう。
ところが、たとえば入れ間違いではなく、ただハイオクよりレギュラーガソリンのほうが安いからといってハイオク車にレギュラーガソリンを入れていると、低圧縮の状況で爆発してしまうためにパワーダウンし、センサー類などにもなんらかの影響を与える可能性がありますので、ハイオク車にはハイオクガソリンを入れるのが良いでしょう。